現場の数字と最新到達点
最新の議会答弁で県管理の水門・樋門は305基と示された。自動開閉のフラップゲートは28基のみである。
市町村や農業団体が管理する施設は別枠だ。県は全てを一括管理せず、各主体の責任で操作が行われていると説明している。
なぜ自動化が進まないのか
遠隔操作は確実性を高める利点がある。しかし初期導入費が高額だ。県は当面、技術進展やコスト低下を見極めると言う。
一方、比較的小規模な施設は水圧で閉まるフラップゲートへ順次交換している。だが利水用途の施設には適用しづらいという制約が残る。
操作員の高齢化と地域の役割分担
町内会や農家が担う操作は担い手の高齢化で継続が難しくなっている。県は民間委託など多様な事例を参考に支援策を検討する考えだ。
実務では、操作記録や連絡体制の構築で早期対応を目指す。しかし現場での人手不足と安全確保の両立は簡単ではない。
点検・更新と工事時の安全配慮
年次点検と出水期の月次点検で維持管理を進めている。直近の点検では複数の施設に対して早急な対策を実施中だ。
大規模更新工事は原則非出水期に実施する方針である。工事中の豪雨リスクには仮締切りや土のうで備える運用を取っている。