移転の経緯と条例改正の狙い

新医師会館の建設事業者が決定し、来年秋に完成する予定だ。診療所は現地から新館に移る見込みである。

移転に伴い診療所の位置が変わるため、現行の条例も見直す必要が出てきた。市は位置変更を明確にする条例改正案を議会に示している。

なぜ市が休日急患歯科診療所を設置するのか

岡山市歯科医師会は採算性の厳しさと診療所の老朽化を理由に、現行の運営継続が困難だと市に伝えた。供給側の限界が判断の背景だ。

こうした事情を踏まえ、市は移転を契機に自ら設置する必要があると判断した。開設後の管理・運営については指定管理者制度の活用を含め、具体的に詰めていく方針である。

残る課題と市民への影響

制度的決着がついても、現場の課題は多い。当番医の確保が最優先だ。人手が不足すれば診療体制は脆くなる。

小児科の初期救急受け入れ強化も求められる。発熱や急な体調変化で夜間に駆け込む家庭は多い。電話相談の周知や、軽症での受診を控えてもらう呼びかけも欠かせない。