議場で何が問われたか

質問者は田辺牧美市議である。医療以外の日常的な“相談相手”を増やすよう求めた。

日々の困りごとに寄り添う支え手が不足している点を指摘した。相談支援事業所や地域団体の役割拡大を問うた。

行政の答弁とその温度差

行政側は答弁で保健所の体制や感染症対応について説明した。公共衛生の視点からの備えを強調したのである。

しかし現場が求める“日常に寄り添う支援”の具体像は示されなかった。ピアの育成やアシスタント派遣の計画は不透明なままである。

ピアサポーターと自立生活アシスタントの可能性

ピアサポーターは当事者同士の経験共有を通じて安心感を生む。専門職とは異なる日常の支えを補える。

自立生活アシスタントは生活の実務支援を担う。地域移行支援やグループホームとの連携で効果が期待される。

壁になっているもの

問題は人手と財源と制度の接続である。養成や運用にかかるコストの負担先があいまいだ。

相談窓口と住宅支援の縦割りも足を引っ張る。制度を横断して支援をつなぐ仕組みが不可欠だ。