再整備の全体像とスケジュール
市は老朽化対策として公園内施設の改修と集約を進めている。体育館の耐震補強やテニスコート増設、人工芝のサッカー・ラグビー場の整備は既に着手済みだ。
屋内プールは両施設を統合して水島緑地福田公園に新設する。解体設計や基本・実施設計を経て、令和8年度末の供用開始を目指す予定である。だが旧屋内水泳センターは令和7年度末に閉館するため、利用の空白が避けられない。
利用者目線の摩擦と現場対応
人工芝グラウンドは利用集中の解消が期待される。第1駐車場は増床して一般車195台、大型バス11台分を確保する計画だ。これで大会時の混雑緩和を狙う。
一方でナイター照明導入や可動式観客席の要望が出ている。市は他地域の事例や周辺住民への影響を踏まえ慎重に検討すると説明した。利便性と生活環境の両立が問われている。
資金手当てを巡る議会の追及
財源確保の一手としてネーミングライツと庁舎内広告を活用する方針が示されている。エレベーター内広告は契約期間を設け約430万円の収入を見込む運用だ。
ネーミングライツの対象選定は利用者数や大会規模を基準に行い、提案評価では金額だけでなく地域貢献も加点する。議会は収入見込みの実効性と地域との関係性を問い質した。
残る課題と市民への影響
屋内プールの供用空白は市民の利用機会を減らす。市は倉敷地区に民間プールが複数あると説明したが、公的施設の回復までの実情は住民にとって重い。
照明やイベントでの周辺影響、駐車場・交通対策、そして工期短縮の可能性。これらは今後の設計段階で具体化すべき項目だ。市の説明責任は続く。