今どこまで進んだか
阿知三丁目東地区の再開発は建築工事が進み、令和3年9月のグランドオープンを目指していた。市は駅南側での拠点形成を急いでいる。
駅周辺の第二土地区画整理事業はおおむね半分ほど進んでいる。市は事業を前に進める方針だが、用地整備や調整には時間を要している。
最大の争点は『鉄道の扱い』
倉敷駅付近の連続立体交差について、市は山陽本線・伯備線・水島臨海鉄道の全線高架化を求めている。線路を上げる案で駅周辺の歩行性向上を狙う構想だ。
しかし県は三案を詳細に検討中である。水島臨海鉄道を高架化しない案も並行して検討されている。国への法令適用の確認も必要で、最終判断は県と国との調整次第だ。
にぎわい創出と公共施設の再編
中心市街地活性化計画の第3ステージでは駅南北の一体的発展を目指す。歴史資源を使った回遊性の向上や、複合施設による滞在時間の延伸が柱だ。
中央図書館を核にした複合施設の素案公表や基本計画策定のスケジュールも示された。公共施設を集約して拠点化することで、中心市街地の来訪者を増やす狙いである。
残る課題と市民の視点
主要課題は決断のタイミングである。高架化案の選択、土地区画整理の資金と用地調整、公共空間の活用方法。どれも市民生活に影響する問題だ。
また、再開発による賑わいが一過性で終わらない仕掛けづくりも問われる。街の魅力を長期に保つ運営や民間誘致の成否が成否を分けるであろう。